ニューロモルフィック回路実装に向けたハードウェアに関する調査専門委員会では、令和7年電気学会全国大会(期日: 2025年3月18日(火)午前~3月20日(木)午後、会場: 明治大学 中野キャンパス)にて、シンポジウム「ニューロモルフィック計算回路の研究動向」を企画いたしました。シンポジウム講演は、現状の技術解説および将来展望やレクチャーなどをテーマに開催されるものです。
生体の情報処理を模倣することで、従来のノイマン型コンピューティングが苦手とする処理を高速かつ高効率に行おうとするニューロモルフィックシステムの研究は古くからなされてきました。近年、半導体CMOSディジタル回路の性能向上の限界が近いことからも、さまざまな素子を用いてニューロモルフィックシステムを回路化する研究が盛んになってきています。しかしニューロモルフィック回路のハードウェア化の研究は使用する素子によって個別に研究されており、ニューロモルフィック回路という切り口で総合的に研究されてはいないのが現状です。本調査委員会では、半導体、超伝導体、磁性体などの様々な素子によるニューロモルフィック回路の研究を総合的に調査してきました。本シンポジウムでは本調査専門委員会のこれまでの活動で得られた知見を広く学会員に共有することを目的としています。シンポジウムを通じて電気学会員に研究分野の最新動向を紹介することにより、現在の電気学会員との研究の連携を促し、電気学会への該当分野の研究者の参入も期待しています。
皆さま奮ってご参加ください。
日程・場所等
- 日程:2025年3月20日(木)9:00〜12:00
- 会場:決まり次第、お知らせします
登壇予定者(敬称略)
- 新津 葵一(京都大学)
- 佐藤 茂雄(東北大学)
- 矢嶋 赳彬(九州大学)
- 上野 洋典(理研)
- 竹内 尚輝(産業技術総合研究所)
シンポジウムの聴講は参加申込(有料)が必要です。
→ 電気学会全国大会ホームページ(外部サイト)